仕事をつまらないと感じ始めた時、それは停滞の兆しなんだろうか。
0から1を作れていない自分の不足を見つめ直したほうがいいんだろうか。
仕事から離れた時の自分は何者になっているのだろうか。
つまらない人間ではないだろうか。
他者との関わりも最小限で生きている。
いつ死んでも後悔はないように生きているつもりだ。
すべては、自分が知覚していることに過ぎないのだから
それが消えてしまおうとも世界は大きく変わらない。
この生に執着する理由はそこまでない。
与えられたから、ある。それ以上でも以下でもまい。
運命論を信じられるような性格でもない。
生まれてよかったと思えることも、ふとした瞬間に見つめ直すと
過去の出来事に過ぎないのだ。
瞬間の喜び。
その積み重ねが生きるということか。
美しいものに触れる。
美しいものはいついかなる時も美しいままだ。
際立って目立つものではないが、人間的に持ち合わせている
共通の感覚に訴えてくるのだ。
個が消えていく。
それが心地よいのだろうな。