仕事において、個人や組織にかかわらず必要なことは「他者に価値を提供できるかどうか」である。
その理屈でいくと、個人の想いだけで成り立つ仕事はほぼない。
精度はさておき「他者の視点」をどれだけ意識できるかで仕事の質は変わる。
同時に、自らのポジション(役割)を認識することも大切だ。
他者(クライアントなど)から見て自分は何者なのかということ。
ここがぶれていると、何も伝わらない。
「自己覚知」という言葉がある。
福祉業界において、援助者が自らの価値観や思考を客観的に把握してコントロールすることを指す。
この概念自体は福祉に限った話ではない。どの業界においても通ずる話だと思う。
他者にとって何が最善で、そのために力になれることは何なのか。
それを考えていないとしたら、実際は仕事ではなくただの自己満足ということになる。
個人の意見や思想に正解はない。
自らを疑わなければ改善しようもない。