はてなブログのダッシュボードを開いたら通知が来ていた。
「今月のPVが100を突破しました」と。
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このブログは、いわゆるプロブロガーのようにやらなきゃとか、役に立つ記事を書かなきゃとか、そういった一切を手放してやろうと最初に決めていた。
何年か前に別のブログサービスを使っていた時もそれで苦しい思いをした。「記事の信頼のためには本名で顔出しで云々」といった定石らしきものに振り回されず、自分の意思と言葉で一つひとつ書きたかった。
本名でブログを書かないことも、過剰な自己検閲を取り払うために必要なことだった。自分の言葉を残すためにブログを始めたのに、それができなくなることは当初の目的に合わなくなるからだ。
ブログをやっていることを誰かに伝えることはしないと思う。ブログをやっていることがステータスだとも考えていない。個人的な営み、趣味にしておきたい。自分が自分としていられる場所を、小さくてもいいから丁寧につくっていきたいのだ。
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自分にとってこの場所は「森の中の離れ」というイメージを持っている。別荘というほどではないが、ぽつねんと佇んでいるような小屋。小さな机と椅子がある簡素な空間だが、静かに一人で思索するのには十分な空間。そんなイメージ。(D・ソローの「森の生活」から感じた雰囲気に近いだろうか。)
そう思うと、例え一瞬であっても、ここを訪ねてくださるのは嬉しい。
ありがとうございます。
これからも細々と書いていきます。